クレンペラーのベートーヴェン交響曲全曲演奏会
〜1960年ウィーン芸術週間ライブ録音!〜
初LP 化!クレンペラー偉大さの証明! 1960 年ウィーン芸術週間ライヴ
「しかしなんという緊張と迫力、なんという剛健さ、なんという構造の明快さ、そして讃歌のごときエクシタシー」(エクスプレス紙)
貴重な歴史的音源の復刻と、現代のライヴの名演をリリースし続けているレーベル「ALTUS」が初めてLPレコードを制作。
選ばれたのは巨匠オットー・クレンペラーによる伝説的なベートーヴェン・ツィクルス、1960年ウィーン芸術週間ライヴ録音です。
【演奏について】
クレンペラーはベートーヴェンの交響曲全曲をツィクルスで演奏することにこだわりがあり、フィルハーモニアとも3回目のそして海外で初めての挙行となったのがこの1960年ウィーン芸術週間でありました。
この圧倒的大成功をおさめたこの演奏会を当時聴いていた外山雄三氏は「指揮はクレンペラーですばらしかった。フィルハーモニアというのも我々がレコードで聴くのと全く同じ音ですよ。非常に艶がある。ツヤツヤしている。あんな艶のあるオーケストラは聴いたことがない。それにアンサンブルが完璧です。
クレンペラーは非常に偉大な人格だから、かれの人間でもって非常にすばらしい演奏になるのです」(レコード芸術S35年8月)と激賞されておりました。実際今きいても異常な緊張感と迫力にあらためてクレンペラーの偉大さを思い知らされました。
【LP制作にあたって】
現在の通常LP制作は、デジタルマスタリングしたデータを元にプレスしていました。しかし今回新しく発売するクレンペラー&フィルハーモニア管/ベートーヴェン交響曲&序曲集(1960年モノーラル)では、キング関口台スタジオのLP用のアナログマスターテープ(BASF468)を20本作り、それをプレス工場へ送り製造しました。
アナログテープが一般的ではない今日ですが、本来の制作過程に戻すことで、LPの味わいがより引き出せる方法であると思います。LP 袋にはFM東京のカラヤン盤でも使用された、タッド・ガーフィンクル氏が企画した和紙の風合いのカビの発生しにくい高級素材を使用いたします。日本プレス300 セット限定生産です。(キングインターナショナル)
ウィーン芸術週間 1960 ベートーヴェン:交響曲全曲演奏会
[LP1 A/B] 交響曲第1番 ハ長調 作品21(1960年6月7日)、
《エグモント》序曲 作品84(1960年5月31日)
[LP2 A/B] 交響曲第2番 ニ長調 作品36(1960年5月29日)、
《プロメテウスの創造物》序曲 作品43(1960年6月2日)
[LP3 A/B、LP4 A] 交響曲第3番「英雄」 変ホ長調 作品55(1960年5月29日)
[LP5 A/B] 交響曲第4番変ロ長調 作品60(1960年5月31日)、
《コリオラン》序曲 作品62(1960年6月4日)
[LP6 A/B] 交響曲第5番「運命」ハ短調 作品67(1960年5月31日)
[LP7 A/B] 交響曲第6番「田園」ヘ長調 作品68(1960年6月2日)
[LP8 A/B] 交響曲第7番 イ長調 作品92(1960年6月2日)
[LP4 B] 交響曲第8番 ヘ長調 作品93(1960年6月4日)
[LP9A/B、LP10A/B] 交響曲第9番ニ短調 作品125(1960年6月7日)
オットー・クレンペラー(指揮)フィルハーモニア管弦楽団
ムジークフェラインザール、モノーラル・ライヴ
ALTLP001(10LP)